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書店員の一日 ~怒涛の朝番編~

こんにちは、キジトラです。

 

もうすっかり夜が更けてしまいました。最近は授業がオンラインで実施されていることもあり、通学がないのは楽なんですが、生活のリズムがどうも緩んでしまいます。

同じ大学生の皆さんは、もうそろそろテスト期間に突入しますね。よくこの時期はインスタグラムのストーリーに「今日も徹夜だあ!(モ〇スターやレッド〇ルの缶をさりげなく映す)」みたいな投稿を見かけますが、身体壊さない程度にいきましょうね(笑)

 

さて、今日は書店の裏側について少しお話しできたらと思います。一日を一気に紹介するとなかなか長くなるので、今日は朝番編ということで。ゆるゆるっと紹介していくので、お付き合いいただけたらと思います。では、行ってみよー!

 

 

書店のモーニングルーティー

 

 

書店の朝は結構早くて、朝の7時には業務を開始します。まずは荷受けから。

物流のおじちゃんが、毎朝その日の入荷分を届けてくれます。入荷する本は大きく分けて2種類。新しく発売された「新刊分」と、すでに発売されている「補充分」です。うちの店では基本的に2、3人で荷受け作業をするのですが、これがなかなかきつい(笑)。本の入った箱をひたすら運びます。運動部のちょっとした筋トレくらい動き回ってます。

ちなみに入荷が多い日は2000冊以上になる日もあります。最近「鬼滅の刃」が話題になりましたね。あれの補充分が一気に入荷した時は、まさに本の壁ができていました(笑)。さすが日本経済の柱、書店も大変助かっています。

 

荷受けが終わったら、今度はそれを開けていく作業です。雑誌のジャンルごとに売り場に並べていきます。いろんなタイトルの本を扱うので、自分が興味のなかった分野について知れたり、トレンドがなんとなく分かるようになるのはこの作業の面白いところかなと思います。自分が買っているコミックの新刊が入荷したときなどは、「よしよし、後で買ってやるぞ」とにやけながら並べてたりもします(笑)

付録がある商品はこの時につけていくのですが、最近は結構豪華な付録が多いです。例えば女性誌だと化粧品がついてきたり、ちょっとしたポーチがついてきたり。有名ブランドとのコラボ商品を見かけることもたまにあります。

 

荷開けと同時に、お客様が予約注文された商品をひっこぬいていきます。商品到着の連絡をするためです。雑誌の定期購読をしていただいている方もたくさんいるのですが、入荷を毎回楽しみにしてくれているみたいで、電話をかけるときにほっこりさせられます(笑)。

 

 

ここまでで朝番の業務が一区切りです。もちろん複数人で分担しているとはいえ、開店前に最低限の作業を終えなければならないのでハードな部分もあります。意外と体育会系なんですよ。それもまたいいんですけどね。

こういう裏側の部分を知ってもらえると、書店に足を運ぶのが少し楽しくなるのではないでしょうか(そうでもないかな・・・?)。個人的には、お客様により多くの本と出会っていただけることが一番の喜びです。

 

お昼以降の業務については、また今度お話しできたらと思います。

ではまた!