キジトラの本棚

書店員大学生のおすすめ本紹介

おすすめコミック紹介① 「セトウツミ(此元和津也)」

コミックも紹介していきまっせ

 

こんにちは、キジトラです。

今日も書店で働いてきました。私は現在「資格・就職」関連のジャンルを担当しているのですが、これがなかなか大変。簿記検定、FP技能士宅建士・・・毎月何かしらの試験が開催されているため、きちんと補充を行わないとすぐに人気タイトルが売り切れてしまいます。この続きはいつか詳しく書きます(笑)。

 

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↑苦しむキジトラの図

 

さて、今回はコミックの紹介をしてみることにしました。前回までは小説の紹介もしてきたので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!そうしてくださるとキジトラ喜びます(笑)。

 

 

「セトウツミ」について

 

さて、おすすめコミック紹介第1弾は「セトウツミ」です。作者は此本和津也さん。2016年には池松壮亮さん、菅田将暉さん主演のもと実写映画化もされた人気作です。確かドラマ化もされていたような・・・。8巻完結ということもあり、比較的読みやすいのではないかと思います。

あらすじはいたってシンプル。高校生の瀬戸(セト)と内海(ウツミ)が、放課後やちょっとした空き時間に河原でしゃべるというものです。話題は毎回いろいろ変わるんですけど、基本的にお笑いが入ります。

 

 

おすすめポイント

 

私が個人的におすすめするポイントは、二人の会話のセンスとテンポの良さです。言い換えると、作者の此本さんの笑いのセンスですね。これだけのシンプルな構図で、1話ごとに絶妙にテイストを変えられるのが本当にすごい。雑談ベースで話が進んでいくんですけど、ボケからの切り返しが毎回秀逸なんですよね。じわじわとボディーブローを打たれ続けて、急にアッパー食らうみたいな笑いの構成になってます。

あとは、主人公二人以外のキャラクターもユニークです。クラスのアイドル樫村さん、センター分けの田中真二、路上アーティストのバルーンさん、謎の女ハツミ。ここに書いただけでもなかなかの個性を持っているキャラがそろっています。セトとウツミ二人だけでも十分お笑いは成り立つんですけど、こうした周囲の人々との関わりが展開を味わい深くしています。河原という何もない空間に、実は何でもあるっていう感じですかね。

 

基本的には一話完結なんですけど、手に取っていただいた方はぜひ最終巻まで読んでいただきたいです。最終巻を読むのと読まないのでは、面白さが数段変わります。しゃべるだけで終わるのか終わらないのか、ぜひご自身で確かめてみてください!

 

最近ブログを読んでくださる方が少しずつ増えてきて嬉しく思っています。コメントもお待ちしておりますので、気軽にお願いします!

では、また次回お会いしましょう!